| 要旨トップ | 本企画の概要 | | 日本生態学会第67回全国大会 (2020年3月、名古屋) 講演要旨 ESJ67 Abstract |
自由集会 W15-2 (Workshop)
世界的に都市居住者が増えつつあり、日本で大都市圏への人口集中が続いている。このため、人々の自然との接触の機会や関心が減り、保全への意欲が減ることが危惧されている。この問題の解決のためには、人々の関心を定量化する必要があるが、既存の手法では自然への関心の空間分布を広域的に定量化することは難しかった。一方、ソーシャルメディアとデータ解析技術の発達により、人々の意識を大規模に定量化することが可能になりつつある。本研究ではTwitterに投稿されたTweetに現れる植物の名前を自然への関心の指標として用い、投稿に付加された位置情報を用いて自然への関心の空間分布の作成を試みる。また、作成した自然への関心の空間分布を自然植生率のような自然的要因、人口の分布のような社会的要因から説明するモデルを作成し、どのような場所で自然への関心が高いのかを明らかにする(予定です)。