| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第69回全国大会 (2022年3月、福岡) 講演要旨 ESJ69 Abstract |
一般講演(ポスター発表) P2-300 (Poster presentation)
絶滅のおそれのある野生動植物を絶滅の危機状況によって分類し,とりまとめたレッドデータブック(RDB)は,国(環境省)以外にも,世界(IUCN),都道府県,市町村などさまざまな規模の団体・行政機関から発刊されている。IUCNと環境省は絶滅危機状況を示すカテゴリーとその判定基準は概ね共通しているが,都道府県版,市町村版のRDBにおいては独自のカテゴリーや判定基準を設定していることがある。
本研究では,都道府県版RDBを精査し,そのカテゴリーや判定基準のゆらぎと多様性を分析・類型化し,それぞれのメリット・デメリットを明らかにすることで,地方版RDBにおけるカテゴリーとその判定基準のモデルを提案することを目的とした。