| 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第70回全国大会 (2023年3月、仙台) 講演要旨 ESJ70 Abstract |
一般講演(ポスター発表) PH-46 (Poster presentation)
千曲川本流と支流について、2016」年から続けている水質調査の中間報告となります。
2020年度より千曲川の下水処理水の流入地点の上下流地点を中心に調査し、下水処理水流入地点(上田大橋下)でCOD値が上昇するが、その下流地点(鼠橋)では低下が見られる。川の自然浄化作用を反映しているようである。川の自然浄化作用のメカニズム解明のためのモニタリングをしてきた。また、千曲川の支流である、矢出沢川については2021年度より水質調査を行っている。1970年代から2000年ぐらいまで、上田市環境課による水質調査データによると、COD、BOD値で高い値を示し、汚れが目立っていたが近年はきれいな水質を維持しているという。2021、2022年度共に、きれいな水質であった。下水道の普及が大きく水質の改善に寄与していると考えられるが、この矢出沢川の調査を通して、都市部の河川へ与える影響因子を探りたい。