| 要旨トップ | 本企画の概要 | | 日本生態学会第71回全国大会 (2024年3月、横浜) 講演要旨 ESJ71 Abstract |
シンポジウム S13-6 (Presentation in Symposium)
エピゲノム制御は、ゲノム安定性、染色体挙動、個体発生、環境応答など幅広い生命現象にかかわる。染色体機能部位や遺伝子活性のエピゲノム情報は、クロマチンの修飾を介して細胞分裂後に「継承」される。「継承」に加え、さまざまな時間枠で修飾を「確立(あるいは変更)」する経路が知られている。「継承」と「確立」どちらの過程でも、修飾間の相互作用が鍵となる。本発表では以下の二つの話題について紹介したい。
(話題1)反復配列を抑制するエピゲノム情報の継承と確立における修飾間の相互作用について(ref 1-3)
(話題2)植物の発生可塑性にかかわる複数のヒストン修飾および転写の双方向制御について (ref 4および論文未発表結果)
[ref 1] To et al. 2020 (doi: 10.1038/s41477-020-00810-z)
[ref 2] To et al. 2022 (doi: 10.1038/s41467-022-28468-5)
[ref 3] Fukagawa & Kakutani 2023 (doi: 10.1016/j.gde.2023.102021)
[ref 4] Mori et al al. 2023 (doi: 10.15252/embj.2023113798)