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一般講演 P1-226
葉の一日の光合成速度の日積算値は、植物生産量の基本的なデータとなる。我々は今回、メマツヨイグサを用いて、連続した二日間の晴天日を選び、(1)一日目に、数時間毎に全ての光強度(PPFD 0-2000)を当てた光カーブを一日中測定し、各カーブのそれぞれの点を(例:各時刻に得られた全てのPPFD 1000の値どうしを)をさらに時間方向に直線で結んで内挿し、1日の全ての時刻における光カーブを得た。(2)二日目に、葉上に設置したフォトダイオードを用いて、分単位で1日の全ての時刻の光量を測定した。(3)連続した二日間の晴天だから、二日目の光環境は一日目と同じ、と仮定して(1)のカーブと(2)の光量の時間毎の値から、一日の光合成速度の精密な時間変化とその積算値(葉の一日の純生産量と総生産量)を測定することが出来た。