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一般講演 P3-189

雄間闘争の3次元シミュレーションによる角の進化の解析

*伊藤 洋,池上 高志 (東大・総合文化)

生物の形はその機能と関わっており、選択による進化を通じて、現在の多様な生物達が形作られたとも想像できる。特に角の形においては、恐竜のトリケラトプスのような3本角を持つカブトムシやダイコクコガネもおり、戦いに強い角への収斂進化が起こるのかもしれない。本研究では、仮想的な甲虫を作り、この3次元形態と運動様式が遺伝子型によって決まるものとした。この仮想虫の闘争を3次元仮想空間で実際にシミュレーションすることで、角の形の進化を解析している。今回の発表では、角の長さだけを進化可能にした場合の結果について報告する。

日本生態学会