| 要旨トップ | ESJ57 企画集会 一覧 | | 日本生態学会第57回全国大会 (2010年3月,東京) 講演要旨 |
企画集会 T07 -- 3月16日17:30-19:30 H会場
生態学研究において、数理的手法はこれまでに、大きな貢献をしてきた。
古典的な個体群動態の記述から発展した進化ダイナミクスの研究は、様々な拡張を経て、現在進化生態学の基本的な理論体系を作り上げている。また、空間情報を取り入れた数理モデルの開発は情報科学の発展と相まって、野外で観察される森林動態の把握や、地理情報を用いた生物の分布の把握まで様々に応用されている。遺伝子ネットワークの研究に関しては近年の分子生物学の隆盛を反映し、遺伝子発現のみならず形態や行動を考察できるまでに達している。これらの数理的手法は今後も、生態学研究に貢献していく事が期待できる。
本企画集会では、数理的手法の今後の発展について議論する事を目的とする。具体的には、3名の講演者にそれぞれの研究について発表していただき、講演者が用いている数理的手法の生態学研究への貢献を述べていただく。その後、総括として、講演者と参加者で総合討論を行う。
コメンテータ:巌佐 庸(九大・理)
[T07-1] 環境の非一様性と時空間分布
[T07-2] ワーカーポリシングの新たな説明:最適資源配分戦略の観点から
[T07-3] 花成制御の数理モデル:遺伝子発現制御と貯蔵資源動態