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第56回大会(盛岡) ポスター賞受賞者

植物群集 | 植物生理生態 | 送粉・種子 | 景観生態 | 生態系管理・生態学教育 | 動物植物相互作用 | 種多様性 | 遷移・更新 | 動物群集 | 動物個体群 | 植物個体群 | 菌類・微生物 | 進化 | 数理・分子生態 | 動物繁殖・社会生態 | 動物生活史 | 外来種・都市 | 植物繁殖・生活史 | 物質生産・物質循環 | 行動 | 保全 |


<植物群集>

【優秀賞】
○平田晶子,上條隆志(筑波大・生命環境),齊藤哲(森林総研)
  維管束着生植物とホスト樹木の種間相互作用の構造と特異性

○大山拓郎,斉藤時子(新潟大・農),紙谷智彦(新潟大院・自然科学)
  落葉広葉樹林における林冠構成種の違いが林床の光環境と植物種組成に及ぼす影響

○齊藤瑛璃香(新大・農),石田真也(新大・自然科学・学振DC),高野瀬洋一郎(新大・超域研究機構),紙谷智彦(新大院・自然科学)
  河川域において植物種多様性のホットスポットが形成される条件—植物種多様性が高いワンドと低いワンド—

○斎藤達也(北大・環境),露崎史朗(北大・地球環境)
  火山荒原上の植物分布に対する非在来カラマツと在来ダケカンバの樹冠効果の比較

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<植物生理生態>

【優秀賞】
○岡島有規, 種子田春彦, 寺島一郎(東京大・院・理)
  熱収支から見る葉の形態の制限要因

○山尾僚(岡理院・総情・生地), 片山昇(京大・生態研セ),波田善夫(岡理・総情・生地)
  施肥がアカメガシワの被食防衛戦略に与える影響

○高山縁,小野清美,隅田明洋,原登志彦(北大・低温研)
  ダケカンバの展葉に対する低温の影響とアクアポリンとの関係

○神山千穂, 彦坂幸毅(東北大・院・生命科学)
  異なる標高の湿原植物における葉特性の戦略シフト

○齋藤隆実、曽根恒星、野口航、寺島一郎(東大院理・生物科学)、宮澤真一(農業生物資源研)、林和典(日本製紙森林研)
  西オーストラリアの塩害地におけるユーカリ植林木の生長と葉の水分特性

○今田省吾, 山中典和, 玉井重信 (鳥取大・乾燥地研)
  水位変動下におけるウラジロハコヤナギ成長の決定要因と根の成長との関係

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<送粉・種子>

【優秀賞】
○岡本朋子,後藤龍太郎,加藤真 (京大院 人環)
  絶対送粉共生関係をかたち作る花の匂いの化学構成と動態

○高橋明子(京大院・農),柴田銃江(森林総研・東北),島田卓哉(森林総研・東北)
  どんなドングリが生き残るのか?−非破壊成分分析を用いたコナラ種子の形質の違いが生存過程に与える影響の解明−

○牧野崇司(筑波大・生命環境)
  斜面に咲く花は嫌われる?:傾斜がマルハナバチの訪花頻度に与える影響

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<景観生態>

【最優秀賞】
○赤坂卓美(北大院農), 赤坂宗光(国環研), 中村太士(北大院農)
  同所性コウモリ類3種のハビタット選択性と行動圏サイズ −選択性の特異性に着目して−

【優秀賞】
○菅原のえみ,小池文人(横浜国大院・環境情報)
  指標植物をもちいた関東地方の里地里山評価

○市原実(岐阜大院・連農,静岡大・農),丸山啓輔, 足立行徳,山下雅幸,澤田均(静岡大・農),石田義樹,稲垣栄洋(静岡農技研),浅井元朗(中央農研)
  農地の生物多様性がもたらす雑草種子捕食サービスの定量化—対照的なランドスケープでの比較

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<生態系管理・生態学教育>

【最優秀賞】
○岡本実希(東大・院・農),赤坂宗光,中川惠(国環研),西廣淳(東大・院・農),高村典子(東大・国環研)
  ヒシの繁茂が沈水植物に与える影響 〜優占6種の応答の違い

【優秀賞】
○岩崎雄一(横国大院・環境情報), 加賀谷隆(東大院・農学生命), 宮本健一(産総研・イノ推), 松田裕之(横国大院・環境情報)
  河川底生動物群集に及ぼす亜鉛の影響:許容可能な濃度をどう決めるか?

○宮崎祐子(奈良県森技セ)、三橋弘宗(兵庫県立人と自然の博物館)、大澤剛士(神戸大・院)
  竹林拡大のリスク評価

○吉岡明良,高田まゆら,鷲谷いづみ(東大院・農学生命)
  転作ネズミムギ群落とランドスケープ構造がイネ害虫アカスジカスミカメの個体密度に及ぼす効果

○鈴木克哉(兵庫県立大)
  対人関係が獣害問題を深刻化させる 〜軋轢解消にむけた社会科学的アプローチの可能性

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<植物動物相互作用>

【最優秀賞】
○巽真悟,松浦健二(岡山大・院・環境)
  シロアリの卵に化ける菌類:フェロモンでシロアリをだます仕組みを解明

○石崎智美, 大原雅(北大・院・環境科学), 塩尻かおり(京大・生態研センター), Richard Karban (UC Davis・Department of Entomology)
  遺伝的近縁度がsagebrush (Artemisia tridentata) の植物間コミュニケーションに与える影響

【優秀賞】
○後藤龍太郎,岡本朋子,加藤真(京大院 人環)
  種子食性送粉者の過剰産卵を罰するウラジロカンコノキの選択的中絶

○西井絵里子(北海道大学環境科学院),島田卓哉(森林総合研究所東北支所),斎藤隆(北海道大学FSC)
  野生下での野ネズミのタンニン馴化機構 −タンニン摂取量の季節変動と糞中タンナーゼ活性の関係−

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<種多様性>

【最優秀賞】
○奥崎穣,高見泰興,曽田貞滋(京大・理)
  同所的オオオサムシ亜属種間における体サイズ差の生態的意義:資源分割か?生殖隔離か?

【優秀賞】
○山田朋彦,川北篤,加藤真(京大院・人環)
  体の伸長と鰭の退化に伴う海岸間隙性ミミズハゼ類の多様化

○村瀬敦宣,須之部友基(海洋大・館山ス)
  屋久島の潮間帯岩礁域における底生魚類群集

○淺木宏覚(信大・院),市野隆雄(信大・理)
  乗鞍岳の異なる標高地点におけるハネカクシ科昆虫の季節的発生消長

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<遷移・更新>

【優秀賞】
○佐藤朋華、山月融心、井上みずき、星崎和彦、阿部みどり、蒔田明史(秋田県立大学)
  林床の光環境の季節的・空間的不均一性がチシマザサ一斉開花枯死後のブナ稚樹分布に与える影響

○山田いずみ,紙谷智彦(新潟大・院・自然)
  開放方位の異なるスギ林林縁に移植したブナ稚樹の成長反応

○箱崎真隆(東北大・院・生命科学), 吉田明弘, 星野安治, 大山幹成, 鈴木三男(東北大学植物園)
  青森県猿ヶ森における埋没林の樹種組成および生育環境の復元

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<動物群集>

【優秀賞】
○太田和孝(京大院理)、幸田正典(大阪市大院理)、佐藤哲(長野大・環境ツ)
  繁殖資源を共有するタンガニイカ湖産シクリッド4種の共存

○王婉琳,槻木(加)玲美(東北大・生命),谷幸則(静岡県立大・環境研),小田寛貴(名大・年代測定センター),松田智幸,占部城太郎(東北大・生命)
  八幡平湖沼の動植物プランクトンの長期動態:高山湖沼で何が起きているか?

○松本 幸二 (新潟大学 農),箕口 秀夫 (新潟大学 自然科学系)
  多雪地冷温帯林におけるヤチネズミ・アカネズミ・ヒメネズミの林分利用特性

○福森香代子, 酒井陽一郎(京大生態研),兎本博介(龍谷大理工),陀安一郎,奥田昇(京大生態研)
  湖沼メソコスムにおける体サイズ構成と生態系メタボリズム:捕食者の栄養カスケード効果

○粟野将,槻木(加)玲美,牧野渡,松島野枝,河田雅圭(東北大・生命),小田寛貴(名 大・年代測定センター),占部城太郎(東北大・生命)
  山形県畑谷大沼における Daphnia複数種の長期変化:Hybridはいつから形成されたか?

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<動物個体群>

【優秀賞】
○井川拓也(北海道大・院・水産科学), 岸田治(京都大・生態研セ), 西村欣也(北海道大・院・水産科学研究)
  多型を構成するmorph間の対抗性

○深谷肇一(北大環境),野田隆史(北大地球環境),仲岡雅裕(北大FSC),山本智子(鹿大水産),堀正和(瀬戸内水研),奥田武弘(東北水研),熊谷直喜,島袋寛盛(千葉大自然科学)
  イワフジツボの個体群動態:増加率に影響するプロセスの時空間的変動

○熊田那央,山口典之(東大・農),加藤ななえ(NPO法人バードリサーチ),金井裕((財)日本野鳥の会),藤田剛,樋口広芳(東大・農)
  相互につながりを持つカワウのねぐら・コロニーの個体数変化

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<植物個体群>

【最優秀賞】
○阪口翔太(京大院・農),櫻井聖悟(京府大院・生命環境),竹内やよい,山崎理正,井鷺裕司(京大院・農)
  気候変動はハリギリの分布・遺伝的多様性にどのように影響するか -最終氷期・現在・地球温暖化後-

○富田基史,陶山佳久(東北大・院・農),杉田久志(森林総研東北)
  近親交配は稚樹個体群のデモグラフィーに影響を与えるか?アカエゾマツ孤立個体群の全個体遺伝子型解析

【優秀賞】
○松尾歩,陶山佳久(東北大・農),齋藤智之(森林総研木曽),住吉千夏子,斎藤誠子,井鷺裕司(京大・農),柴田昌三(京大・フィールド研),鈴木準一郎(首都大・理工), 西脇亜也(宮崎大・農),蒔田明史(秋田県立大・生資)
  チュウゴクザサの一斉開花個体群を対象とした遺伝的多様性解析

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<菌類・微生物>

【優秀賞】
○西田貴明,大串隆之(京大生態研)
  植物の誘導抵抗性の発現に関わる菌根共生

○天野陽介(東邦大・理)
  印旛沼におけるツボカビを含めた真菌類の検出

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<進化>

【最優秀賞】
○松林圭(北大・院理・自然史)、Sih Kahono (LIPI)、片倉晴雄(北大・院理・自然史)
  好き嫌いによる種分化は何度も生じた −極端な食草変更が導く適応放散−

【優秀賞】
○岩崎貴也(首都大・牧野標本館)、青木京子(京都大・院・人環)、瀬尾明弘(地球環境研)、村上哲明(首都大・牧野標本館)
  最終氷期を通して異なる歴史を経たツリバナ集団の接触帯における挙動

○日室千尋、藤崎憲治(京大院・農・昆虫生態)
  再交尾抑制戦術を巡る雌雄間での拮抗的共進化;対抗適応できない雌には悲劇が起こる!!

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<数理・分子生態>

【最優秀賞】
○細 将貴(東北大・生命科学)
  右も左もわからないヘビ: 情報利用能力の制約と最適採餌戦略がもたらす非同調的な共進化機構

【優秀賞】
○尾崎有紀(奈良女子大・院・人間文化),岩口伸一,遊佐陽一(奈良女子大・理)
  マイクロサテライトマーカーを用いたミョウガガイの矮雄間競争の解明

○渕側太郎、宮竹貴久(岡山大院・環境・進化生態)
  交尾時刻が異なるウリミバエ2系統間における時計遺伝子の解析

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<動物繁殖・社会生態>

【優秀賞】
○山本結花, 松浦健二(岡大・院環境・昆虫生態)
  シロアリ補充女王の繁殖順位は遺伝的に決まる

○中野裕子(岡大・院環境・昆虫生態), 松浦健二(岡大・院環境・昆虫生態)
  ヤマトシロアリの王と女王の繁殖コンフリクト:女王は王がいるのに単為生殖卵を産む

○鶴井香織、西田隆義(京大院・農・昆虫生態)
  ハラヒシバッタにおける隠蔽vs.繁殖;なぜ無紋オスが存在するのか

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<動物生活史>

【優秀賞】
○鈴木雄也,山平寿智(新潟大・理)
  メダカにおける摂餌量と捕食脆弱性の緯度間変異に関する研究

○岡野淳一(東北大学生命科学研究科),菊地永祐(東北大学東北アジア研)
  巣材の表面粗さに応答するトビケラの分泌物量

○阿部真和,山平寿智(新潟大学)
  メダカの成長速度の緯度間変異におけるクレード内およびクレード間パターンについて

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<外来種・都市>

【最優秀賞】
○Wiwegweaw, A., Asami, T. (Shinshu Univ.)
  Distribution of mtDNA haplotypes against non-reciprocal hybridization between species.

【優秀賞】
○佐藤真弓,河口洋一,中島 淳(九大・院工),向井貴彦(岐大・地域),鬼倉徳雄(九大・院農)
  九州における国内移入魚ハスの定着メカニズムの解明

○竹田千尋(筑波大・生物資源),門脇正史(筑波大・生命環境)
  茨城県宍塚大池におけるウシガエルの食性

○下野嘉子(畜草研)、小沼明弘(農環研)
  輸入穀物に混入する除草剤抵抗性雑草ボウムギー抵抗性をもたらす遺伝変異の有無

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<植物繁殖・生活史>

【優秀賞】
○久保田渉誠,大原雅(北大・院・環境科学)
  オオバナノエンレイソウにおける雄性不稔個体が集団の繁殖様式に与える影響

○長谷川陽一, 陶山佳久, 清和研二(東北大院・農)
  クリの花粉・果皮・実生のDNA分析による花粉・種子散布パターンの解析

○松橋彩衣子(東北大・生命),工藤洋(京大・生態研),酒井聡樹(東北大・生命)
  ミチタネツケバナにおける雄蕊数変異の要因:気温の影響の解析

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<物質生産・物質循環>

【最優秀賞】
○石川 尚人(京大・生態研),内田 昌男(国立環境研),柴田 康行(国立環境研),陀安 一郎(京大・生態研)
  河川食物網は年代の異なる炭素を混合している 〜14C天然存在比を用いた研究〜

【優秀賞】
○潮雅之, 北山兼弘(京大・生態研センター)
  針葉樹の縮合タンニンが土壌栄養塩可給性の変化を介して樹木実生の成長率に与える影響:熱帯山地林での植物-土壌フィードバック

○根岸正弥(茨城大・理),廣田充(筑波大・菅平センター),中野隆志(山梨・環境研),大塚俊之(岐阜大・流域圏センター),山村靖夫(茨城大・理)
  富士北麓冷温帯アカマツ林における土壌呼吸に占める根呼吸の推定

○菅尚子(総研大・極域), 内田雅己(極地研), 小泉博(早稲田大・教育), 神田啓史(極地研)
  北極ツンドラ生態系における厳冬期の土壌呼吸の行方

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<行動>

【最優秀賞】
○北村亘, 藤田剛, 樋口広芳(東大・農・生物多様性)
  異なる時間スケールの解析で明らかになるbeggingの機能

【優秀賞】
○森英章(自然研),千葉聡(東北大・生命科学),辻和希(琉球大・農)
  働かないアリどうしのケンカ −アミメアリ種内社会寄生者間の繁殖競争−

○山本宇彦(九大・生態),粕谷英一(九大・生態)
  ノネコオスの配偶行動;求愛投資は一繁殖期内でどう変わるのか

○横井智之,藤崎憲治(京大院・農・昆虫生態)
  ホソヒメヒラタアブの”ためらい行動”は捕食者回避に有効か

○中山慧, 宮竹貴久
  死にまねで本当に捕食者から逃げられるのか? -コクヌストモドキとコメグラサシガメの場合-

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<保全>

【最優秀賞】
○吉田康子(筑波大・生命環境),上野真義(森林総研),北本尚子,小玉昌孝(筑波大・生命環境),本城正憲(東北農研),田口由利子(森林総研),永井美穂子,鷲谷いづみ(東大・農学生命),津村義彦(森林総研),大澤良(筑波大・生命環境)
  適応に関連したQTLに基づく野生サクラソウ集団の遺伝的多様性評価

【優秀賞】
○大林夏湖,程木義邦,國井秀伸(島根大学汽水域研究センター)
  斐伊川水系における準絶滅危惧種オオクグの遺伝的多様性評価

○横川昌史,兼子伸吾(京大院・農),瀬井純雄(阿蘇花野協会),高橋佳孝(近中四農研),井鷺裕司(京大院・農)
  草原性絶滅危惧植物ハナシノブの全残存集団の網羅的遺伝解析

○池上佑里,西廣淳,鷲谷いづみ(東大・農学生命科学)
  茨城県北浦流域における谷津奥部の水田耕作放棄地に成立した植生の保全生態学的評価

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