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第69回大会(福岡・オンライン) ポスター賞受賞者

動物個体群 | 動物群集 | 行動 | 動物繁殖・生活史 | 動物と植物の相互関係/ | 植物個体群・群落 | 植物繁殖・生活史 | 植物生理生態 | 景観・遷移・更新 | 物質循環 | 生物多様性 | 進化・数理 | 外来種 | 保全 | 生態系管理・生態学教育・普及 | 高校生 |


<動物個体群>

【最優秀賞】
*後藤暁彦(東京大学)、黒木真理(東京大学)、白井厚太朗(東京大学)、森田健太郎(北海道大学)
 広緯度で比較した降海型アメマスの回遊パターンの多様性と成長

*安田晶南、森井椋太、池田紘士(弘前大学)
 クロサンショウウオの卵嚢における透明から乳白色への進化は捕食圧によって生じたか?

【優秀賞】
*丸林菜々子(富山大学)、八杉公基(宇都宮大学)、小田洋一(名古屋大学)、竹内勇一(富山大学)
 摂食経験に応じて変化するタンガニイカ湖産鱗食魚の捕食行動と下顎骨形態


<動物群集>

【最優秀賞】
*飯島大智(千葉大・院・融)、村上正志(千葉大・院・理)
高山性鳥類の餌資源に占める山麓から輸送される資源の重要性

【優秀賞】
*西本誠(東京大学)、宮下直(東京大学)、今津健志(元千葉県生物多様性C)、高橋洋生(自然環境研究センター)、深澤圭太(国立環境研究所)
カミツキガメがザリガニを介して水草に与える間接効果は流速に依存して変化するのか?

*橘啓輔、高倉耕一(滋賀県立大学)
 Sexual cannibalism に対抗するオスの適応が近縁種を駆逐する!?

<行動>

【最優秀賞】
*浜中京介、森哲(京都大学)
 地上棲の毒ヘビであるニホンマムシとヒメハブにおける捕食行動の比較

【優秀賞】
*松岡佳奈(同志社大学)、藤井紀帆(同志社大学)、藤岡慧明(同志社大学)、福井大(東京大学)、飛龍志津子(同志社大学)
 モモジロコウモリの餌場利用とコミュニケーション音声の関係

*徳永壮真(総合研究大学院大学)、Nicholas PAYNE(Trinity College Dublin)、河邊玲(長大海セ)、中村乙水(長大海セ)、古川誠志郎(水研機構・水産資源研)、渡辺佑基(総合研究大学院大学, 国立極地研究所)
 内温性魚類はなぜ速い?尾びれ振動頻度とストライド長の種間比較

*古澤千春、小泉逸郎(北海道大学)
 ブラウントラウトの行動睡眠

*島本侑奈(甲南大学)、桂衣里奈(甲南大学)、奈良崎泉(大阪大学)、藤岡桃加(甲南大学)、後藤彩子(甲南大学)
 アリ科の繭に対する衛生行動

*北口あやの(大阪市立大学)、山田泰智(大阪市立大学)、伊藤岳(大阪市立大学)、横田克巳(東京大学)、邉見由美(京都大学)、幸田正典(大阪市立大学)、安房田智司(大阪市立大学)
 エビーハゼ相利共生の繋がりの強さは環境中の餌量が関係する?4種間の行動の比較から

<動物繁殖・生活史>

【最優秀賞】
*近藤湧生、幸田正典、安房田智司(大阪市立大学)
 ミナミメダカにおける「有限な精子」をめぐる雌雄の戦略

【優秀賞】
*井上香鈴、矢萩拓也、狩野泰則(東京大学)
 オカミミガイ科腹足類における初期発生様式の進化と陸上進出史の解明


<動物と植物の相互関係>

【最優秀賞】
*池田颯希、今田弓女(愛媛大学)
 コケ上で多様化したダニの発見―コケの吸汁に関わる行動および口器形態の種間比較

【優秀賞】
*仲野友太(北海道大学)、南雲優哉(北海道大学)、米谷衣代(近畿大学)、内海俊介(北海道大学FSC)
 森林再生場に影響を与えるシカ食害と植物種多様性:環境DNAによって評価する


<植物個体群・群落>

【優秀賞】
*杉本咲(岩手大学大学院)、石田清(弘前大学)
 ブナの葉フェノロジーにおける季節適応:気候の標高・地形間変異に対する局所適応

*芝里万杜、澤田佳美、青柳亮太、北山兼弘(京大・農・森林生態)
 石灰岩地質に成立する山地二次林の植生組成と土壌栄養塩利用の特徴

*石井直浩(横浜国立大学)、巻島大智(横浜国立大学)、須藤瑠衣(横浜国立大学)、谷口快海(東北大学)、後藤亮仁(横浜国立大学)、河井勇高(東北大学)、彦坂幸毅(東北大学)、陶山佳久(東北大学)、佐々木雄大(横浜国立大学)
 湿原植物群集におけるバイオマス生産の時間的安定性の決定要因


<植物繁殖・生活史>

【最優秀賞】
*芳崎優華(北大・院・環境科学)、牧野海斗(北大・理学部)、塩尻かおり(龍大・農)、高橋空(北大・院・環境科学)、大原雅(北大・院・環境科学)
 雌雄異株植物コウライテンナンショウの雄株から雌株への送粉順序に及ぼすにおいの効果

【優秀賞】
*近藤輝留、江川信、塩見温士、山本哲也、田路翼、中瀬悠太、市野隆雄(信州大学)
 湿潤な沢と乾燥した尾根間の相互移植実験によって明らかになったキツリフネの局所適応


<植物生理生態>

【優秀賞】
*Takumi MOCHIDOME, Ayaka SAKABE,Masako DANNOURA,Daniel EPRON(Kyoto University)
 How do wood traits account for the diversity of trunk methane production and emission in a temperate forest tree community?

*庄司森、吉村謙一(山形大学)
 多雪地広葉樹は展葉をどう調節しているか? 融雪に伴う地温上昇と道管形成の関係

*岩政公平(九州大学)
 簡易的な双子葉類の葉脈構造および種依存的なグラフ特徴量の抽出

<景観・遷移・更新>

【最優秀賞】
*相川詠紀、斎藤昌幸(山形大学)
 景観の違いが哺乳類の農地利用に与える影響

*竹内理絵(横浜国立大学)、西澤啓太(横浜国立大学)、小林勇太(横浜国立大学)、増本翔太(横浜国立大学)、鈴木紅葉(横浜国立大学)、河上智也(北海道大学)、片山昇(小樽商科大学)、小林真(北海道大学)、岡田慶一(東京農業大学)、辰巳晋一(森林総合研究所)、高木健太郎(北海道大学)、森章(横浜国立大学)
 時系列データに基づくササ掻き起こし施業の生態系機能評価:森林生態系管理の指針

【優秀賞】
*中根あすみ(山形大学)、榎本孝晃(岩手大学大学院、山形大学)、斎藤昌幸(山形大学)
 積雪環境におけるアカギツネとニホンテンの食性:農村景観と森林景観の比較


<物質循環>

【最優秀賞】
*寺井水萌(東京農業大学)、小南裕志(森林総合研究所)、今井伸夫(東京農業大学)
 暖温帯二次林における菌根菌糸生産の季節変化:異なる菌根菌タイプの樹種間比較

【優秀賞】
*今吉健斗、塩手文也、吉竹晋平(早稲田大学)
 冷温帯コナラ林における非切断細根呼吸の日変化パターン


<生物多様性>

【最優秀賞】
*梶本麻未(奈良女子大学)、柳町隆造(ハワイ大学)、遊佐陽一(奈良女子大学)
 寄生者フサフクロムシの性決定機構の解明

【優秀賞】
*大貫渓介(京大院理)、伊藤僚祐(京大院理)、三品達平(理研BDR)、橋口康之(大阪医科薬科大)、池谷幸樹(アクア・トトぎふ)、上原一彦(大阪環農水研・多様性)、西尾正輝(氷見市教委)、田畑諒一(琵琶博)、森誠一(岐阜協立大)、渡辺勝敏(京大院理)
 氾濫原性淡水魚イタセンパラの分布域形成:全ゲノムデータに基づく集団解析


<進化・数理>

【最優秀賞】
*加藤颯人、瀧本岳(東京大学)
 モデルなきミミックはなぜ生じるか?:捕食者の生得的忌避と移動分散の影響

【優秀賞】
*福田将矢(京都大学)、Jing-Song SHI(Shenyang Norm. Univ.)、Alan H. SAVITZKY(Utah State Univ.)、Qin CHEN(Chengdu Inst. Biol.)、森哲(京都大学)
 毒源が変われば形態も変わる?―食性の異なるヤマカガシ属における頭部形態の変化

*勝島日向子(北海道大学)、柏木伸幸(かごしま水族館)、濵野剛久(かごしま水族館)、小木万布(御蔵島観光協会)、早川卓志(北海道大学)
 ハンドウイルカ属における母乳中の呈味物質とその受容能力に関する遺伝学研究

*網野海(東京大学)、平川翼(中部大学)、矢後勝也(東京大学)、松尾隆嗣(東京大学)
 深層学習の特徴抽出過程を利用したチョウ翅模様の形質間距離の解析

*茶木慧太、村上正志(千葉大・院・理)
 シュンラン属における菌従属性の進化の遺伝的背景をゲノム比較により明らかにする

*中村駿介、山本哲也、松浦匠、田路翼、中瀬悠太、市野隆雄(信州大学)
 ヤノクチナガオオアブラムシの口吻長の個体差が共生アリによる被捕食率におよぼす影響


<外来種>

【最優秀賞】
*千葉稔、平野尚浩、山崎大志、YE Bin、伊藤舜、香川理、遠藤鴻明、西田柊、原聖司、千葉聡(東北大学)
 ヒトの歴史と遺伝子から紐解くニホンヤモリの系統地理

【優秀賞】
*丸山紀子、河鰭実之、深野祐也(東京大学)
 外来生物の形質を議論するときは原産地域を考慮しないと意味がない:開花時期を例に


<保全>

【最優秀賞】
*立石幸輝(新潟大学・院・自然)、高岡奏多(新潟薬科大学・薬)、冨田健斗(新潟大学・院・自然)、鎌田泰斗(新潟大学・農)、関島恒夫(新潟大学・農)
 土地利用景観および営巣木スケールにおけるチゴモズの繁殖場所選択

*唐木田耕大(東京大学)、森健人(東京大学)、岩知道優樹(横浜国立大学)、大黒俊哉(東京大学)、内田圭(東京大学)
 東京大都市圏において史跡玉川上水が受け継ぐ植物多様性

【優秀賞】
*中橋穂乃香(北海道大学)
 魚類生息場としての砂利採掘跡湖沼の機能: 種数、個体数、種組成に着目して

*小牧弘季、佐伯いく代、津村義彦(筑波大学)
 森林スポーツ大会が自然環境に与える影響の評価


<生態系管理・生態学教育・普及>

【最優秀賞】
*永野裕大(東大・農)、横井智之(筑波大・環境)、宮下直(東大・農)
 畦畔植生はいかにソバの送粉サービスを高めるか:物理構造vs 花資源

【優秀賞】
*東悠斗(九州大学)、廣田峻(東北大学)、陶山佳久(東北大学)、矢原徹一(QOU)
 ヤクシカ糞中の植物DNA分析:高木由来の餌を主食し副食効果で林床植物を減らす


<高校生ポスター>

【最優秀賞】
*中泉快莉、小林彩葉、日村咲百合(京都府立亀岡高等学校)
 ツバメの巣の接着強度は何によって決まるのか

*田代逞真、伊藤颯真、小坪慎太郎、石嶋健吾、鈴木悠人(海城中学高等学校)
 都市公園の低木が植物の多様性を維持している?

*河野洋、渡邊あかり(安田学園高等学校)
 クロマルハナバチの死体排除行動と死体認知のしくみ


【優秀賞】
*池田萌朱那(三重県立松阪高等学校)
 行動実験で明らかにするオオサンショウウオの在来種と交雑種の個体間相互作用

*北村颯太(大阪府立岸和田高校)
 プラナリアの自切条件の特定

*宮田愛彩、示野安那、南優太、宮元凛(石川県立七尾高等学校)
 タンポポの種子の特徴からみた在来種と外来種の繁殖戦略の違い

*中村柑南、渡壁咲希、高尾実里、山本真慈(愛媛大学附属高等学校)
 マツカサガイの緊急避難生息域外保全技術の開発

*工藤茉央、工藤愛夏、佐藤遙花、柴﨑和呼、村上由花(大分舞鶴高等学校)
 ミルワームによるプラスチック分解


【審査員特別賞】
*工藤愛夏、岩永航、岩屋円、大津華奈、高野凌(大分舞鶴高等学校)
 高崎山ニホンザル群におけるグルーミング行動の雌雄比較Ⅱ

*鈴木伊織、持留幸太、千田和也、古川智菜、松本成雅、川島綾華、高田誠真、 横田真一、出沢良樹、伊藤信一(浜松学芸高等学校)
 里山のイノシシはいつ・どこで・何をしている?

*赤井陽央、池尻晄晟、福嶋優太(米子東高等学校)
 水生菌類培養の最適培地を探る

*中村宥継、鹿住祐世、松本悠花、松浦萌生、南部夏歩、棚澤由実菜(東農大三高等学校)
 バイオチャー散布がダイコンの成長と収量に及ぼす影響

*須佐多緒、古泉菜々海(新潟県立新津高等学校)
 ヒゴスミレの個体数を増やすコツ

*柴藤一樹(法政大学第二高等学校)
 サバの消化管から見つかる海洋ゴミについての化学的分析

*高子越(安田学園高等学校)
 ミツバチの記憶・学習能力の発達に関わるコミュニケーションの探索

*Shohei UMEGAWA, Kyoka MATSUO(Tondabayashi High School)
 魚類相の変遷とその要因についての一考察

*Kaito OANA, Kanato NAKAMURA(Tondabayashi High School)
 大阪府で繁殖を確認したイワナ Salvelinus leucomaenis の生活史について

*中島歩(開智高等学校)
 大阪府内の河川で採集されたウグイの正体