日本生態学会

Home会長メッセージ一覧

会長からのメッセージ -その7-

日本分子生物学会年会参加のお誘い(これで最後)

 日本生態学会と日本分子生物学会の連携は今年が2年目、最後となります。今年度の「分生年会」は福岡国際会議場にて12月3日〜6日にかけて行われ、昨年と同様に、生態学会員は分子生物学会会員と同じ資格で参加出来ます。

 発表申し込み(7月1日〜31日)はすでに始まっています。様々なシンポジウムや研究生活にも関わる魅力的なフォーラムに加え、分析・遺伝子解析関連の企業展示や大規模プロジェクト研究のブースなど、生態学会員にも大いに参考になる(刺激になる)発表や催しがあります。奮って参加し研究を発表しててください。昨年もお願いしましたが、参加される方は、積極的に分子生物学の専門家に声がけして生態学の研究を売り込みましょう。

参加申し込みは こちら です。
第42回日本分子生物学会年会HP


【第42回日本分子生物学会年会での生態学会関連企画】

 42回大会でも、生態学会と分子生物学会との共同企画として下記のシンポジウムを計画しています。年会に参加される方は是非とも足をお運びいただき、議論に参加してください。

◯ 日本分子生物学会・日本生態学会合同企画ワークショップ
「分子生物学 vs. 生態学:異種格闘技戦」 3AW-14 12月5日(木)9:00〜11:30

 ゲノム解析技術の発展により、生態学的観点を含んだ分子生物学研究や分子生物学的手法を活用した生態学研究が増加しつつある。分子生物学者と生態学者が目指す到達点はどこなのか?その連携により新たな研究潮流は誕生し得るのか? 本ワークショップでは、3つのトピックをモデルケースとして、分子生物学者と生態学者の視点・アプローチの違いや両分野の有機的な融合研究の可能性について議論したい。

トピック1 先鋒 『植物の自己と非自己』
藤井 壮太(分生: 東大農学生命) vs. 山尾 僚(生態:弘前大農学生命)

トピック2 中堅 『寄生虫と宿主』
嘉糠 洋陸(分生:慈恵医大熱帯医学) vs. 佐藤 拓哉(生態:神戸大理学)

トピック3 大将 『貝の形態』
近藤 滋 (分生:阪大生命機能) vs. 千葉 聡(生態:東北大生命)

オーガナイザー:杉本 亜砂子(東北大学)、占部 城太郎(東北大学)

これに加え、下記のワークショップも行われます。

◯ DNAビッグデータで解き明かす未知の生物多様性
1PW-07 12月3日(火)15:45〜18:15

オーガナイザー:岩崎 渉(東京大学)、土居 秀幸(兵庫県立大学)

その他にも、表現型の可塑性やDNAの水平伝搬、フィールドに立ち向かう植物科学などなど、生態学会員にも見逃せないワークショップが多数企画されています。一般講演やポスター発表では「生態」のキーワードもありますので、若干awayな気持ちを感じながらも、生態学会と同様に楽しく参加してください。


 来年名古屋で開催される第67回日本生態学会大会でも、生態学会員が企画したシンポジウムには大会参加費無料で他学会の会員を講演者に招待することができます。生態学会では分子生物学会と共同でシンポジウムを計画していますが、それにこだわらず、分子生物学の専門家を含めた課題があれば、いろいろなシンポジウムを企画提案して大会に申し込んでいただけると幸いです。名古屋大会の詳細については、大会ホームページ をご覧ください。

2019年7月17日 会長 占部城太郎

トップへ