| 要旨トップ | 日本生態学会第60回全国大会 (2013年3月,静岡) 講演要旨


日本生態学会60周年記念シンポジウム -- 3月6日 9:30-12:30 A会場

日本生態学会の21 世紀の歩みとロードマップの提示

榎木 勉(九州大学)・柴田 英昭・仲岡 雅裕(北海道大学)・徳地 直子・水町 衣里(京都大学)

2013 年、日本生態学会は創立60 周年を迎えます。学会はこれまで社会からの様々な要請に対応しながら発展してきました。 2011 年3 月11 日に発生した東日本大震災への対応が求められているように、学会に求められる役割は時代とともに変化してい きます。先の日本生態学会50 周年記念大会では、次の2つの役割が認識されました。1)空間的に広範囲、または多種を含む 大規模な、もしくは長期の変動などに注目した生態学を推進すること、2)生態系をそのまま保全するだけでなく、人の手を加 えて、失われた自然生態系を回復、再生させるための事業に対応すること。今回はこの2つの役割に着目し、10 年間の検証を 行いたいと考えます。学会員のみなさまにおかれましては、このシンポジウムに参加することで、学会が社会から求められてい る役割とご自身の研究との関連を考える契機にしていただければ幸いです。また、50 周年記念大会は東アジア生態学会連合 (EAFES)発足の契機ともなりました。世界における日本生態学会の役割についても合わせて議論したいと思います。

趣旨説明 榎木 勉(九州大学)

[1] 日本の長期生態研究確立までのやや長い道のり― JIBP からJaLTER まで ―   中静 透(東北大学)

[2] 日本生態学会の世界展開-特に、アジアへの働きかけについて  中野 伸一(京都大学)

[3] Linking community dynamics and nutrient cycling: the role of competition  三木 健(国立台湾大学)

[4] Integrations of modeling ecosystem services and land use changes  Yu-Pin Lin(国立台湾大学)

[5] Disaster resilience and coastal ecology  仲岡 雅裕(北海道大学)

総合討論 柴田 英昭(北海道大学)


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