| 要旨トップ | ESJ67 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第67回全国大会 (2020年3月、名古屋) 講演要旨 ESJ67 Abstract |
自由集会 W11 3月4日 18:45-20:15 Room H
昆虫の交尾行動やその周辺領域の研究(以下、交尾研究と呼ぶ)をしていると、モラルについて、つい考えてしまう今日この頃です。さて、自由集会「ラブ魂Ⅱ」では、次世代の交尾研究について考えたいと思います。トランスクリプトーム解析や分子マーカーなどを使った手法の普及によって、交尾行動の研究も飛躍的に進むことが予測されます。本自由集会では、分子解析手法を取り入れて新たな交尾研究を展開している若手を中心とした3人の講演者に、交尾研究のホットな話題提供をお願いしました。巨大性器を持つオス、大量の精子を蓄える女王さま、やり逃げるオス!果たしてメスの報復やいかに。オスの抵抗はあるのか。なんとも艶めかしい衝撃の交尾研究について熱く語り合おうではありませんか。そして「ラブ魂」をますます磨き上げていきたいと考えているのです。
[W11-1]
オオオサムシ亜属における巨大交尾器の雌雄共進化に伴う遺伝子発現の変化
Coevolution of enlarged genitalia and changes of gene expression between males and females in Carabus (Ohomopterus) beetles.
[W11-2]
アリ科女王の長期間の精子貯蔵システムにおける受精嚢の役割
The role of the spermatheca for long-term sperm storage in ant queens
[W11-3]
父性解析から探るコオイムシの繁殖戦略 −「やり逃げ」オスはいるか?−
Understanding the reproductive strategy of a giant water bug using the paternity analysis