| 要旨トップ | ESJ69 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第69回全国大会 (2022年3月、福岡) 講演要旨 ESJ69 Abstract |
自由集会 W13 3月18日 16:30-18:00 Room A, 現地開催/ライブ配信あり/見逃し配信対応
近年,計算機性能の向上や解析アルゴリズムの進展によって,生態学で利用される統計解析手法はますます高度なものになっている.泥臭い現場調査にいそしむフィールドワーカにとって,それらを完全に習得し,自らのデータに合わせてチューニングするのは決して容易ではない.一方で,フィールドワーカとしては自ら見たり感じたりしたことこそが「真実」のはずで,データの解析も自らの体験から遊離したものであってほしくないはずだ.研究者によっては,統計モデリングの専門家と分業・協力し,新しい知見を得た者もいるが,現時点では成功例は必ずしも多くないようにも見える.本集会では,フィールドと統計モデリングをともに経験した研究者が自らの体験を発表し,フィールドワーカと統計モデラーがどう協力するべきかや,フィールドワーカと統計モデラーの「兼業」はどこまで可能なのか,そのメリットは何なのかについて議論し,今後の生態学におけるデータ解析のあるべき姿について考えたい.集会(現地開催)では,2人(大久保,矢島)の講演者に続いて,この分野で多くの成果を挙げてきた島谷氏(統数研)ほか計3名からコメントをもらう.
スペシャル・コメンテータ:島谷健一郎(統計数理研究所)「フィールドで賢くなり研究室で愚鈍になる」
コメンテータ:深澤圭太(国立環境研究所),寺田佐恵子(東京大学)
[W13-1]
なぜ私はフィールドワーカーから聞かれた質問に応えられないのか
Why can't I reply to your question about statistical inferences?
[W13-2]
学生フィールドワーカーからみた統計生態学(者)
Ecological statistic(ian)s for a student fieldworker