日本生態学会

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会長からのメッセージ -その1-

「ご挨拶」

 首都大学東京の可知直毅です。3月の仙台大会での総会後、北海道大学の齊藤 隆さんから会長を引き継ぎました。遅ればせながら、会員の皆さんにご挨拶いたします。

 齊藤前会長が率いてくださった前執行部や各種委員会の努力により、一般社団法人としての生態学会の活動が始まりました。その具体的な成果と課題については、仙台大会での「生態学会の将来を語る会」の報告に詳しく紹介されていますので、是非ご覧下さい( http://www.esj.ne.jp/esj/Unei_kaikaku/index.html

 学会運営の体制については、学会のウエブサイトで紹介されています( http://www.esj.ne.jp/esj/J_Orgnzn.html )。日々の学会運営は、京都の学会事務局と業務執行理事の岡部貴美子さん、石井励一郎さん、池田浩明さんが対応しており、それに副会長の占部城太郎さんと可知が加わった執行部で、学会の活動方針や行動計画などを検討しています。ちなみに、生態学会の活動方針として、次世代の育成、国際化、社会貢献、他分野との横断的交流の4つが2015年の総会で決議されています( http://www.esj.ne.jp/esj/about.html

 理事の皆さんには、それぞれの担当を中心に学会の運営にかかわっていただいています。具体的な担当は以下のようになっています。

  • 学術会議・大会運営改革:吉田丈人
  • 大規模長期研究:日浦 勉
  • 自然史科学連合・データベース・若手対応:大澤剛士
  • 将来計画:辻 和希、佐竹暁子(研究)
  • 市民科学・普及啓発・博物館:鈴木まほろ
  • 生物科学連合・生態教育:宮下 直
  • 学際・国際/EAFES:湯本貴和
  • 大会企画:川北 篤
  • 学会賞:近藤倫生
  • キャリア支援・男女共同:別宮有紀子
  • 自然保護・生態系管理:吉田正人

また、理事会オブザーバとして巌佐 庸さんが学術会議・学術振興会関係を、中野伸一さんがEAFES・生態研センター関係のサポートを担当しています。

 理事会は、大会時を含め年4回開催されますが、通常の総会は年1回の大会時のみですので、会員の皆さんには会長メッセージとして、理事会の報告をいたします。今年度の理事会は、7月、12月、2月、3月に開催予定です。国の組織に例えると、理事会は内閣にあたります。一方、会員の選挙で選ばれる代議員は国会議員にあたります。代議員は、会員の皆さんの代表として、重要な事項について審議したり、執行部や理事会に対して要望や意見を述べたりします。

 定款の第3条にあるように、生態学会の目的は「生態学の進歩と普及を図ることを通じて、社会に貢献する」ことです。この目的にむかって、さまざまな委員会が設置されています。どんな委員会が活動しているかは、学会のウエブサイトをご覧下さい( http://www.esj.ne.jp/esj/J_Orgnzn.html )。学会の多様な活動に多くの会員が関わっていることがわかると思います。この他にも、学会全体にかかわる喫緊の課題に対して、学会運営改革作業部会、大会のあり方検討部会、熊本震災対応タスクフォースなども組織されています。これらの活動はすべて、皆さんのボランタリー精神によって支えられています。委員の任期は2年または3年ですが、新しい委員を公募する委員会もあります。これまで以上に多くの会員の皆さんが学会の活動に積極的に参加してくださることを期待しています。

 生態学会は、会員の皆さんに開かれた学会です。学会の運営についてご意見、ご要望があれば、どんなことでもご意見をお寄せください。検討させていただきます。「多様性」を尊重しつつ、執行部の代表として学会の運営にあたっていきたいと思います。2018年3月の総会まで、どうぞよろしくお願いいたします。

2016年6月24日 会長 可知直毅

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