日本生態学会

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会長からのメッセージ -その4-

「日本分子生物学会年会参加のお誘い」

 すでにお知らせしたように、日本生態学会と日本分子生物学会は今年3月から2年間、学会連携することになりました。この間、生態学会の会員であれば、分子生物学会の年会に会員資格で参加することができます。本年11月28日から30日まで横浜で開催される第41回日本分子生物学会年会には、発表キーワードに「生態」も設けていただきました。分子生物学会理事長の杉本亜砂子先生からは、「生態学会の会員の皆様に是非参加していただき、講演やポスターなどの研究発表を通じて、分子生物学の研究者との交流を深めて欲しい」とのメッセージをいただいています。分子生物学では研究対象がモデル生物から野外生物へと広がりつつあります。生態学の課題は幅広く、年会での研究発表は、分子生物学の専門家との共同研究推進や生態学の研究を一歩深める絶好の契機になると期待できます。


 第41回日本分子生物学会年会の発表申し込み(7月2日〜31日)はすでに始まっています。奮って参加し研究を発表しててください。参加される方は、積極的に分子生物学の専門家に声がけして生態学の研究を売り込みましょう。 参加申し込みは こちら です。

第41回日本分子生物学会年会HP

 この年会では生態学会と分子生物学会との共同企画として下記のフォーラムとワークショップを開催します。Part IIのワークショップでは、みなさんからの意見表明など積極的な参加を期待しています。是非、足をお運びください。


 来年神戸で開催される第66回日本生態学会大会でも、生態学会員が企画したシンポジウムには大会参加費無料で他学会の会員を講演者に招待することができます。生態学会では分子生物学会と共同でシンポジウムを計画していますが、それにこだわらず、分子生物学の専門家を含めた課題があれば、いろいろなシンポジウムを企画提案して大会に申し込んでいただけると幸いです。


日本生態学会・分子生物学会合同企画フォ−ラム+ワークショップ

(第41回日本分子生物学会年会)
日時:2018年11月28日(水)17:30~19:00
会場:第2会場(パシフィコ横浜会議センター 3階「301」)

○フォーラム:17:30-19:00 分子生物学✕生態学:生物学を原点に回帰するPart I

オーガナイザー:杉本亜砂子(分子生物学会理事長)、占部城太郎(生態学会理事長)
分子生物学と生態学は、ゲノム情報の蓄積とその解析技術の進歩により急激にその距離を縮めつつある。分子生物学者は非モデル生物を扱いはじめ、生態学者は分子生物学的手法を取り入れてきた。分子生物学と生態学が手を結ぶことで生物学の未開拓領域に切り込めるだろうか?本ワークショップは日本分子生物学会と日本生態学会の合同企画として、両分野の融合的研究の最前線を紹介する。

講演者
日本生態学会から:工藤洋さん(京大)、源利文さん(神戸大学)
分子生物学会から:上村匡さん(京大)、荒川和晴さん(慶応大)

○ワークショップ:19:15-20:45 分子生物学✕生態学:生物学を原点に回帰するPart II

オーガナイザー:荒川和晴(慶応大)、東樹宏和(京大)
本フォーラムでは、日本分子生物学会と日本生態学会の合同企画として、上記ワークショップに続き、分子生物学✕生態学の今後のさらなる融合や共同研究への発展についての議論を中心とする。両分野を代表するパネリストからの情報提供を元に、パネルディスカッションを主とする。本フォーラムが今後の生物学を支える新たな共同・融合研究へと繋がるきっかけとなれば幸いである。

パネルディスカッション登壇者
 分子生物学会から:荒川和晴さん、上村匡さん(京大)
 分子+生態学会から:三浦徹さん(東大)
 生態学会から:牧野能士さん(東北大)、東樹宏和さん

2018年7月12日 会長  占部城太郎

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