| 要旨トップ | ESJ57 企画集会 一覧 | 日本生態学会第57回全国大会 (2010年3月,東京) 講演要旨


企画集会 T15 -- 3月18日15:15-17:15 E会場

生態系サービスの総合的な指標化

企画者: 山形 与志樹(国環研), 伊藤 昭彦(国環研), 安立 美奈子(国環研)

生態系が人間社会にもたらす様々な便益、すなわち「生態系サービス」の概念は広く定着しているが、それを客観的かつ定量的な指標で表す方法は確立していない。生態系サービスには数多くの種類があり、ステークホルダーも異なるため、一般には総合的な指標化は難しい。しかし、気候変動や森林破壊によって、グローバルスケールで生物多様性が失われ、炭素ストックが低下しようとしている現在、生態系の保全と管理の指針を定める上で、生態系サービスの指標を確立すべき時期に来たと言える。本企画集会では、ポスト京都にむけた森林炭素モニタリングに関するGEO(地球観測に関する政府間会合)の最新の取組みや、生物多様性の2010年目標の改定などの陸域生態系に関する国際環境条約における最新の目標設定やモニタリングに関する動向も踏まえつつ、生態系サービスの総合的な指標化に関する議論を深めることを目的としている。

[T15-1] 温暖化と生物多様性の共通指標は可能か 山形 与志樹(国環研)

[T15-2] バイオマス・生産力と多様性指標 甲山 隆司(北大)

[T15-3] PlotNetを用いた森林の質を図る指標の試み 清野 達之(筑波大)

[T15-4] モデルによる生態系指標のマッピング 伊藤 昭彦(国環研)


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