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ESJ58 企画集会 T16
3月11日 14:15-16:15 B 会場

外来生物法の見直しと将来

企画者: 五箇公一(国立環境研究所), 山田文雄(森林総合研究所), 村上興正(京都精華大)


名古屋市で2010年10月に開催された「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」の議決「愛知タ-ゲット(2020年までの目標)」において、外来生物対策では「侵入外来種と進入経路の特定、根絶、侵入防止」が目標になった。早期に外来生物法(2005年)を施行し取り組みを始めたわが国は高く評価されたが、より効果的な取り組みが求められている。わが国の外来生物法では、生態系に被害を及ぼす海外起源の侵略的外来生物の中から「特定外来生物」を指定し、飼育・栽培、運搬・保管、輸入、野外遺棄や植栽、譲渡を禁止し、必要な場合は防除が実施される。現在「特定外来生物」として97種類(うち国内定着種は48種類)が指定されている。一般に、外来種対策では、予防的措置、侵入初期対策、防除対策(実行可能性検証、個体数制御、根絶)、防除の効果検証などの取り組みが、外来生物の侵入や定着の状況に応じて実施される。本集会では、外来生物法施行後5年を振り返り、防除が実施されている各生物群の実践事例から課題抽出を行い、外来生物法および法律運用上の問題点について議論し、見直すべき点や具体的提案をワ-クショップ形式でまとめる。

[T16-1] 外来生物法の見直しの論点 村上興正(京都精華大)

[T16-2] 外来哺乳類の根絶に向けての問題 山田文雄(森林総合研究所)

[T16-3] 外来哺乳類対策の展開と地域協働 池田透(北海道大学)

[T16-4] 外来爬虫類・両生類の防除実態と課題 戸田光彦(自然環境研究センタ-)

[T16-5] 外来魚類対策からみるモデル事業と要注意外来生物 中井克樹(琵琶湖博物館)

[T16-6] 外来淡水二枚貝類の拡大と防除 伊藤健二(農業環境技術研究所)

[T16-7] 外来昆虫類の防除対策の見直し 井上真紀(国立環境研究所)

[T16-8] 非意図的外来生物の問題 五箇公一(国立環境研究所)

[T16-9] 外来生物関連法の見直しと社会的合意のあり方 草刈秀紀(WWFジャパン)


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