| 要旨トップ | ESJ59 シンポジウム 一覧 | 日本生態学会第59回全国大会 (2012年3月,大津) 講演要旨
ESJ59/EAFES5 Abstract


シンポジウム S09 -- 3月21日 9:00-12:00 I会場

生物多様性評価の地図化

企画者: 戸田光彦(自然環境研)

生態学会57回大会のシンポジウム(S02; 2010年3月16日開催)において、2010年に公表された「生物多様性総合評価報告(Japan Biodiversity Outlook; JBO)」の内容について報告し、活発な議論をいただいた。このJBOは、過去50年間の日本の生物多様性の変化を総合的な指標によって評価したものである(報告書は下記URLにて公開)。

http://playground.happy-news.co.jp/~biodiv/shiraberu/policy/jbo/jbo/index.html

 環境省では、この評価を具体的な取り組みへと展開するため、平成22年度から2年間をかけて、生物分布や社会環境のデータなどの客観的な情報をもとに国土全体の生物多様性の現状や変化を空間的に表現する「生物多様性評価の地図化」を試みた。これらの地図により、保全対象や生物多様性の危機等の分布状況が可視化され、地域の生物多様性への配慮事項が明確になるとの効果が期待される。本シンポジウムはこの検討に関わった研究者等が中心となり、その成果を報告するものである。

[S09-1] 生物多様性評価の地図化の政策的・科学的意義 中村太士(北海道大・院・農)

[S09-2] 生物分布データを用いたポテンシャルマップの作成 三橋宗弘(兵庫県立大・自然研)

[S09-3] 相補性解析を用いた保全優先度の指標作成 角谷 拓(国立環境研)

[S09-4] 生態系ごとの生物多様性評価地図の作成 戸田光彦(自然環境研)

[S09-5] これからの環境政策における生物多様性評価地図の活用 奥田直久(環境省自然環境局)


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