| 要旨トップ | ESJ60 企画集会 一覧 | | 日本生態学会第60回全国大会 (2013年3月,静岡) 講演要旨 ESJ60 Abstract |
企画集会 T15 -- 3月6日 17:00-19:00 D会場
自然再生や生物多様性保全を進めるにも、多くのケ-スで事業地に外来種が分布、生息していない状況はきわめて希になってきている。とくに、農耕地を含む里地・里山では、新たに侵入・定着してきた「ただの外来種」による生態系撹乱作用が問題化するだけでなく、農林水産物への被害など農業・農村の持続性を著しく阻害する事例も少なくない。ここでは、生態系サービスと農林水産業の多面的機能の両方を阻害している外来種を対象にして、生態学の原理に基づきながらシステマテックに地域的な駆除活動を展開中の研究者に参集いただいた。今後ますます混迷化するであろう里地里山の外来種問題について、従来の「総合防除(IPM)」を土台にしながら、新しいコンセプト「総合的外来種駆除」の理論と実際の両面から、今後の向けての明るい展望と方策を探りたい。
司会:日鷹一雅
コメンテーター:中井克樹(琵琶湖博物館)
[T15-1] 伊豆沼・内沼の自然再生に向けてのマガン・ブラックバス・ハスの関係性
[T15-2] 外来雑草の農地内外の総合的管理ー被害拡大阻止に向けた課題ー
[T15-3] 愛媛県におけるスクミリンゴカイの総合的駆除の取組み
[T15-4] 新たな理論的枠組み「総合的外来種駆除」に向けて