| 要旨トップ | ESJ61 企画集会 一覧 | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨
ESJ61 Abstract


企画集会 T21 -- 3月18日 9:30-11:30 C会場

陸水域の生物多様性評価研究の新展開-データ統合からマクロ生態学解析まで-

企画者: 松崎慎一郎(国環研), 赤坂宗光(農工大), 高村典子(国環研)

陸水生態系は高い種多様性と固有性をもち様々な生態系サービスを供給してきた。一方で、湖沼や河川は経済活動の場と一致することが多く、人間活動の影響を強く受け、様々な分類群の水生生物が減少・消失している。こうした多様性の変化は時空間的に大きなスケールでおこっており、マクロ生態学的な解析の重要性は高い。また、愛知目標に掲げられている保護区選択など広域保全策の提案に対する要求も高まっている。

本集会では、日本を含むアジアの陸水域の植物や魚類を対象に、時空間的な分布情報の統合・データベース構築から、指標に基づく時空間的な多様性の評価、効果的な保全スケールの評価、相補性解析による保護区選択に至るまで幅広い最新の事例を紹介する。

コメンテーター:吉田丈人(東大)・土居秀幸(広大)

[T21-1] 陸水生物多様性に迫る危機とマクロ生態学の重要性-趣旨説明にかえて  *松崎慎一郎(国環研),赤坂宗光(農工大)

[T21-2] 保全優先湖沼・モニタリング優先湖沼の選定手法の検討と適用:水生植物を例に  *赤坂宗光(農工大),西廣淳(東邦大),高村典子(国環研)

[T21-3] Biodiversity of freshwater macrophytes in China  *Xiaolin Zhang,Jun Xu(IHB,CAS),Munemitsu Akasaka(TUAT),Shin-ichiro Matsuzaki(NIES),Jorge Molinos(SAMS)

[T21-4] Biodiversity of freshwater fishes in China  *Jun Xu(IHB,CAS),Shin-ichiro Matsuzaki(NIES),Munemitsu Akasaka(TUAT),Jorge Molinos(SAMS)

[T21-5] 河川生態系における保全重要地の検討  *赤坂卓美(北大),森照貴(自然共生セ),竹川有哉(徳島大),石山信雄(北大),井上幹生(愛媛大),三橋弘宗(兵庫県大),河口洋一(徳島大),鬼倉徳雄(九大),三宅洋(愛媛大),片野泉(兵庫県大),一柳英隆(九大),中村太士(北大)

[T21-6] 東南・東アジア広域における淡水生物多様性保全のための基盤情報整備と拠点形成  *鹿野雄一(九大院工),渋川浩一,打木研三(長尾自然財団),山下奉海,島谷幸宏(九大院工)


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