| 要旨トップ | ESJ67 自由集会 一覧 | 日本生態学会第67回全国大会 (2020年3月、名古屋) 講演要旨
ESJ67 Abstract


自由集会 W20  3月7日 18:45-20:15 Room D

生態学者と地域社会との協働~関わり方とその意義~
Perspectives on collaboration between ecologists and society: interaction and its meaning.

赤石大輔(京都大学), 清水夏樹(京都大学), 石原正恵(京都大学), 徳地直子(京都大学)
Daisuke AKAISHI(Kyoto Univ.), Natsuki SHIMIZU(Kyoto Univ.), Masae ISHIHARA(Kyoto Univ.), Naoko TOKUCHI(Kyoto Univ.)

生態学者が生物や生息地の保全に取り組む際に、市民や行政を含む地域社会との関わりは避けて通れない。また、SDGsの達成や環境問題の課題解決を目指すFuture Earthにおいても、研究者と多様な主体(市民、産業界、行政など)との協働が重要視されており、超学際研究に生態学者が関わる事例が増えてきている。
 地域との協働をすすめる生態学者は、従来の研究とは異なる未知の領域に踏み出すなかで、様々な悩みに直面している:(1)自身のエフォートを割いた活動が業績評価につながるのか、研究者は何を得るのか。(2)研究成果やデータは政策・事業等へどこまで活用できるのか。(3)地域との協働の社会的な認知度が上昇し、社会変革につながっているのか。(4)地域の持続性や課題解決に貢献できたのか。できなかったのであれば、なぜなのか。
これらの問いについて、この自由集会では、4つのプロジェクトの成果や課題を共有する。また社会協働の専門家からのコメントを踏まえ、生態学者が地域との協働を今後も持続的・効率的に展開するための方向性やあり方について議論を行う。

[W20-1]
これまでの研究者と社会との協働における成果と課題 *赤石大輔, 法理樹里, 清水夏樹, 石原正恵, 徳地直子(京都大学)
Review of the collaboration between scientists and society: the fruits and challenges. *Daisuke AKAISHI, Juri HORI, Natsuki SHIMIZU, Masae ISHIHARA, Naoko TOKUCHI(Kyoto Univ.)

[W20-2]
現地常駐の経験を大学教育と研究に活かす:能登地域での人材育成事業に携わって *小路晋作(新潟大学)
From Noto's Satoyama to the chalkface: turning the experience of working at the regional revitalization program to University education and research *Shinsaku KOJI(Niigata Univ.)

[W20-3]
知識を得ることと意識を育むことのちがい:風蓮湖流域の住民アンケートで得た示唆 *長坂晶子(道総研林業試験場)
The difference between gaining knowledge and raising awareness: What is suggested by the residents questionnaire conducted in the Lake Furen project *Akiko NAGASAKA(Hokkaido Research Organization)


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