| 要旨トップ | ESJ68 自由集会 一覧 | 日本生態学会第68回全国大会 (2021年3月、岡山) 講演要旨
ESJ68 Abstract


自由集会 W03  3月17日 17:30-19:00 Room E

一寸の虫にもラブの魂 III
Soul love to an inch of insect.Part ⅡI.

日室千尋(沖縄県病害虫防除技術センター/琉球産経(株)/ 琉球大学農学部), 宮竹貴久(岡山大学大学院環境生命科学研究科)
Chihiro HIMURO(Okinawa Pref. Plant Prot. C./Ryukyu Sankei Co., Ltd./Univ. of Ryukyus), Takahisa MIYATAKE(Okayama Univ.)

コロナ禍が世界中で猛威を奮う昨今、感染拡大防止のため、多くの学者たちは野外調査がままならず、室内に篭り、実験やPCに向かう日々が続いている。そんなことは露知らず、野外では昆虫たちが、その’虫生’を謳歌し新たな命を吹き込むラブな行為“交尾行動”にキュンキュンしています。近年の地球生命科学において重要なキーワード、生物多様性、外来種問題、生態系保護、その基本原理となるのが交尾行動である。近年では、遺伝解析など科学技術の発達により、交尾行動への理解が急速に進みつつある一方で、それは新たな謎、さらなる興味を生み出した。今回は、新たな交尾研究を展開する若手3人の講演者に、交尾研究のキュンとなるお話を伺います。巨大な交尾器を遺伝解析、やり逃げオス、謎の生き物姫シュモクバエなど、
まさに「受精嚢からきゅんです」ね。

世界中のみんなにオンラインで届け!昆虫たちの魂のキュン!

[W03-1]
オスもメスも闘うヒメシュモクバエ *工藤愛弓(摂南大学)
Fighting behavior in females and males of Japanese stalk-eyed fly, Sphyracephala detrahens *Ayumi KUDO(Setsunan Univ.)

[W03-2]
SSRマーカーによる親子判定から探るコオイムシの繁殖戦略 *鈴木智也(信州大学)
Reproductive strategy for a giant water bug revealed by the paternity analysis using our developed SSR markers *Tomoya SUZUKI(Shinshu Univ.)

[W03-3]
オサムシにおける交尾器巨大化をもたらした性間共進化―雌雄で同調した遺伝子発現 *野村翔太, 曽田貞滋(京都大学)
The role of sex-concordant gene expression in the coevolution of exaggerated male and female genitalia in Carabus (Ohomopterus) beetles. *Shota NOMURA, Teiji SOTA(Kyoto Univ.)


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