| 要旨トップ | ESJ69 シンポジウム 一覧 | 日本生態学会第69回全国大会 (2022年3月、福岡) 講演要旨
ESJ69 Abstract


シンポジウム S27  3月19日 13:00-16:00 Room D, 現地開催/ライブ配信あり

植物フェノタイピングは何を明らかにするか
What Does Plant Phenotyping Reveal?

村田英和(九州大学), 野下浩司(九州大学)
Hidekazu MURATA(Kyushu Univ.), Koji NOSHITA(Kyushu Univ.)

技術の進歩によって,以前では難しかったような複雑な生物のデータを大量に得ることが可能になってきている.その中で,DNAシーケンシング技術によるゲノムや遺伝子発現データ,タンパク質や代謝産物などの各種オミクスデータを解析し新たな知見を得る研究がなされている.同様に,表現型データを効率的に収集・解析することを目指すフェノタイピングの研究も活発になっており,特に植物に関しては,各種センサーの開発や画像解析,ロボティクスを利用し,今まで取得が難しかったようなデータを得る手法が生まれつつある.
そこで本シンポジウムでは,上記のように複雑,大量な植物の表現型データの定量化やモデルに関する研究を行っている方々を招き,定量化を行うにあたり様々な理論・技術を組み合わせることで新しい表現型データを得るような研究を紹介して頂く.さらに,こうした得たデータによりどのような解析が可能になったか,どのような解析へ応用可能かあるいはどのような点で解析には不十分かを議論したい.

[S27-1]
インスタンスセグメンテーションと曲線ベース再構築による葉形状植物フェノタイピング *村田英和(九州大学)
Leaf Shape Phenotyping Method by Instance Segmentation and Curve Based 3D Reconstruction *Hidekazu MURATA(Kyushu Univ.)

[S27-2]
画像からの枝葉構造の定量化 *大倉史生(大阪大学)
Image-based structural phenotyping of leaves and branches *Fumio OKURA(Osaka Univ.)

[S27-3]
画像におけるパターン認識技術を用いた植物器官の形状データの計測 *内海ゆづ子(大阪府立大学)
Image-based Plant Organ Measurement using pattern recognition technique *Yuzuko UTSUMI(Osaka Prefecture Univ.)

[S27-4]
植物表現型解析システムRIPPSによる植物の成長変動の解析 *藤田美紀(理化学研究所)
Analysis of plant growth fluctuations using the automated plant phenotyping system RIPPS *Miki FUJITA(RIKEN)

[S27-5]
植物フェノタイピング技術の多様な実装による農学研究開発の推進 *戸田陽介(名古屋大学)
Practical applications of plant phenotyping modules to accelerate agricultural science *Yosuke TODA(Nagoya Univ.)

[S27-6]
植物フェノタイピングのためのIoT *平藤雅之(東京大学)
IoT for plant phenotyping *Masayuki HIRAFUJI(The University of Tokyo)


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