| 要旨トップ | ESJ69 自由集会 一覧 | 日本生態学会第69回全国大会 (2022年3月、福岡) 講演要旨
ESJ69 Abstract


自由集会 W08  3月17日 18:30-20:00 Room B, 現地開催/ライブ配信あり/見逃し配信対応

一寸の虫にもラブの魂 IV
Soul love to an inch of insect.Part IV.

日室千尋(沖縄県病害虫防除技術センター/琉球大学), 宮竹貴久(岡山大学)
Chihiro HIMURO(Okinawa Prefectural Plant Protection Center/ Univ. of Ryukyu), Takahisa MIYATAKE(Okayama Univ.)

ラブ魂を燃やせ!交尾にまつわるメス・オスの話は、近年、他種への繁殖干渉による生態系の変容や、交尾器形態と種分化の関係など、個体レベルの科学から、種間相互作用と個体群および生態系の話へと大きな展開を見せている。本自由集会では、本テーマの折節な話題として、繁殖干渉が種間関係に及ぼす生態的な影響、性選択と性的対立が交尾器形態の多様性と個体群・分布地域形成におよぼす影響、そして移動分散形質と繁殖形質および交尾器形態の関係について、甲虫類および魚類を題材にして話題を提供する。そして交尾や繁殖に関わる研究が今後発展する方向性について議論したい。有り体に申せば、オサムシを極める虫柱、グッピーを追いかける魚柱、コクヌストモドキを操る恋柱が、それぞれの責務を全うし、ラブ魂のおかしろさを斬りまくって欲しい。お前もラブの鬼にならないか?第4弾も見逃せまい!今年も恋フラグが立ちました!まあねえ~。

[W08-1]
コクヌストモドキの移動活性への人為選抜が雄の交尾前と交尾後の繁殖形質に及ぼす影響 *松村健太郎(香川大学農学部)
Influences of artificial selection for mobility on the pre- and post-reproductive traits of males in Tribolium castaneum *Kentarou MATSUMURA(Kagawa Univ.)

[W08-2]
卵胎生魚間の繁殖干渉:グッピーによるカダヤシの駆逐 *鶴井香織(琉球大学農学部), 藤本真悟(琉大熱生研), 出岐大空(鹿大学院連合農学), 立田晴記(九州大学理学部), 辻和希(琉球大学農学部)
Reproductive interference in live-bearing fish: mosquitofish exclusion by guppies *Kaori TSURUI-SATO(Fac. Agr., Univ. Ryukyus), Shingo FUJIMOTO(Trop. Bio. Res., Univ. Ryukyus), Ohzora DEKI(Uni. Agr., Kagoshima Univ.), Haruki TATSUTA(Sch. Sci, Kyusyu Univ.), Kazuki TSUJI(Fac. Agr., Univ. Ryukyus)

[W08-3]
異種と対立とカタチ: 種間相互作用と性淘汰が織りなす交尾器形態の多様化 *高見泰興(神戸大・人間発達環境)
Genital diverisification via sexual conflict and interspecific interaction *Yasuoki TAKAMI(Kobe Univ.)


日本生態学会