生物多様性の保全
~さまざまな生物同士のつながりを守る~
「生物多様性」とは、簡単に言えば、「生き物のにぎわい」の指標です。例えば、スギだけが植えられた人工林よりも、原生林のほうが生育する種数が多く、生物多様性は高いです。生物多様性が高い生態系は生産性が高く、病気や環境変動にも強い傾向があります。
しかし、「生物多様性」は、ただ単に、「生物の種類が多ければ多いほど良い」というわけではありません。固有種やキーストン種などに注目しつつ生物同士のつながりを保ちながら保全することが大切です。
「生物多様性」とは、簡単に言えば、「生き物のにぎわい」の指標です。例えば、スギだけが植えられた人工林よりも、原生林のほうが生育する種数が多く、生物多様性は高いです。生物多様性が高い生態系は生産性が高く、病気や環境変動にも強い傾向があります。
しかし、「生物多様性」は、ただ単に、「生物の種類が多ければ多いほど良い」というわけではありません。固有種やキーストン種などに注目しつつ生物同士のつながりを保ちながら保全することが大切です。
1.温帯林の原生林。種類も大きさもさまざまな樹木からなっている。
2. 畑にさまざまな種数の植物を植えると、種類が多いほうが、畑全体の生産量が大きくなる。
3. 緑色のバッタは、草が生えているときは有利だが、草が枯れたり焼けたりすると目立って捕食されやすくなる。
4. 希少種の保全とは、希少種を含めた生物種のつながりを保全することである。
製作協力者:畑田彩(京都外国語大学外国語学部)