| 要旨トップ | ESJ57 シンポジウム 一覧 | | 日本生態学会第57回全国大会 (2010年3月,東京) 講演要旨 |
シンポジウム S11 -- 3月17日9:00-12:00 H会場
近年、侵略的外来種の管理は、生物多様性の保全にとって必須のこととして、世界各地で認識されるようになってきた。日本でも外来生物法が2004年に策定され2005年に施行される等、外来種管理の必要性が広く認識され始めた結果、各地で多数の外来種の管理事業等が行われつつある。しかし、その成果はまだ充分に上がっているとは言えない現状である。これは外来種による被害が生じてから対症療法的な対策を講じているケースが多く、長期的系統的な取り組みが少ないことが原因となっている場合が多い。本シンポジウムではこのような現状を打破するための防除戦略について、日本で先進的に取り組まれている事例をもとに論議し、今後の外来種防除の発展に寄与することを目的とする。
総合討論に向けて
コメンテーター 鷲谷いづみ(東大農学生命科学)
論点整理 村上興正(京都精華大学)
[S11-1] 外来哺乳類の防除戦略
[S11-2] 田辺市におけるアライグマの防除戦略
[S11-3] ジャワマングースの根絶計画について
[S11-4] 和歌山県におけるタイワンザルの根絶計画
[S11-5] 防除モデル事業にみるオオクチバス等外来魚の防除戦略
[S11-6] 深泥池における外来魚の管理
[S11-7] 小笠原諸島における送紛系攪乱と外来種対策