数理生態学
~生態系のしくみを数式で説明する~
光合成をする生物は、光をめぐって競争しています。実験池にシートを浮かべて光をさえぎると、湖底の水草に届く光が足りなくなって枯死し、競争相手のいなくなった植物プランクトンが増えることが可能になります。このような、光が減ると植物プランクトンが増える、という直感に反する観測結果を、数理モデルを用いたシミュレーション解析によって研究しています。
光合成をする生物は、光をめぐって競争しています。実験池にシートを浮かべて光をさえぎると、湖底の水草に届く光が足りなくなって枯死し、競争相手のいなくなった植物プランクトンが増えることが可能になります。このような、光が減ると植物プランクトンが増える、という直感に反する観測結果を、数理モデルを用いたシミュレーション解析によって研究しています。
1.上空から見た実験池(米国ニューヨーク州コーネル大学)
2. フィールドワークの様子
3.数理モデル(A)と観測結果(B)の比較。Aでは、大きい点が安定な、小さい点が不安定な平衡状態を示す。(Yamamichi et al. 2018 Proc. R. Soc. B)
4. 水草と植物プランクトンの競争を表現した数理モデル
製作協力者:山道真人(東京大学大学院総合文化研究科)