| 要旨トップ | ESJ70 自由集会 一覧 | | 日本生態学会第70回全国大会 (2023年3月、仙台) 講演要旨 ESJ70 Abstract |
自由集会 W05 3月19日 16:30-18:00 Room B
都市近郊に立地する多くの大学等が保有する大規模な緑地や自然豊かなキャンパスは、生態系の有機的な繋がりを生み出しており、生物多様性保全における重要な空間であり、また大学におけるフィールド実習や調査研究、環境教育の場としても極めて重要である。近年、国際的にも2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全することを目標とした国際約束(30by30)の実現に向けて、保護地域以外で生物多様性保全に資する地域(OECM:Other Effective area based Conservation Measures)への期待が高まっており、国内の大学緑地もOECMとして大きく貢献できると期待される。しかしながら、大学内においてOECMを推進するためには、新たな制度に対応できる評価やモニタリング手法の検討とともに、大学の特性に応じた推進体制を構築する必要がある。そこで、本集会では、大学の緑地に関わる発表者を集い、実地でのこれまでの取り組み事例を紹介しつつ、大学等が保有する緑地をOECMとして設定する可能性について議論する。
[W05-1]
日本のOECM認定制度の大学緑地への適用可能性
Potentiality of ecosystems in campus as a Japanese OECM certification sites
[W05-2]
大学緑地のOECM認定による地域の緑地ネットワーク保全への貢献
Potential contributions towards conservation of habitat networks by OECM implementation into green spaces in campuses
[W05-3]
保全、教育、研究、交流の場となる大学敷地内の緑地
The multiple roles of green space in the TMU campus
[W05-4]
スマートフォンを用いた生態系調査による環境教育と保全管理
Environmental education and ecosystem management through environmental surveys using smartphones