PLANT SPECIES BIOLOGY

PSB toward the Gold Open Access Journal

2026年 Gold OA化を目指して
Toward the Gold OA journal in 2026

このたび、Plant Species Biology (PSB)は2026年初号からGold OA誌としての刊行を目指して、大きく舵を切ることとなりました。

Gold OA誌への移行にあたり、日本生態学会によるOpen Science推進のためのプログラム「Open Access出版費補助制度」がPSB掲載論文に対して特別価格で適用されることとなりました。OA出版費用$2,750のうち、筆頭著者もしくは責任著者は12万円のみを支払い、差額は日本生態学会が負担します。これは「種生物学会、日本生態学会、個体群生態学会」のいずれかの会員であれば申請可能なOA費補助であり、新規入会者にも適用されます。

OA出版をご検討の方は、是非OA出版費補助制度とその手続の流れをご確認ください。


Are you interested in the forthcoming new Gold OA journal, Plant Species Biology (PSB)?

It should be noted that there is a significant opportunity for all potential authors of PSB to apply to the Open Access Publishing Subsidy Program by the Ecological Society of Japan.

To learn further details about OA Subsidy, please click here.


Plant Species Biology 編集長からご挨拶

ジャーナルを取り巻く環境は、常に大きく変化しています。これまでの変化をおおまかに振り返ると、私が研究室に配属された約30年前には、論文情報を得る方法といえば、ひたすらジャーナルの冊子体の目次に目を通したり、入手した論文の引用から探したりというやり方でした。論文のアブストラクトをネットワーク経由で得るだけでも有料で、他大学の大型計算機に接続する必要がありました。論文投稿は、2〜3部コピーを印刷し航空便で送るというものでした。

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それがいつの間にか投稿はインターネットで、論文は冊子を入手しなくてもPDFで読めるようになり、論文情報はもっぱらGoogle Scholarでの検索となり、さては多くのジャーナルで紙媒体の冊子自体もなくなってきました。

次に押し寄せているのは、ジャーナルの購読という様式の変革です。これまでは、会員あるいは機関による購読により論文が読めるという仕組みであったのが、著者による掲載料負担により、誰でも見られるオープン・アクセスという方法が広まりました。成果を発信してこその研究ですから、成果としての論文が誰でも読めるようになるのは研究者として喜ばしいことです。

一方で、論文の掲載料を著者が負担するという制度は、個々の研究者の取り巻く環境が異なる中で、研究費の少ない研究者への負担が懸念されジャーナル自体をオープン・アクセス化(Gold OA化)することには戸惑いがありました。しかし、国外にも目を向けると、世界的にはGold OA化は増加の一途をたどっています。

Gold OA化による“読まれやすさ”は、ジャーナルの知名度を上げるのに貢献し、投稿先として選ばれやすくする正のフィードバックをもたらすことが期待されます。

今回のOpen Access出版費補助制度は、その正のフィードバックを動かし始めるための呼び水になるものです。しかし、それがうまく機能するためには、読まれてその後引用されるような研究論文の投稿が必要です。

種生物学会や日本生態学会のポスター発表などを見ていて、常々「その研究、是非PSBに投稿しませんか?」と思います(個体群生態学会には参加する機会がなかったのですみません)。PSBのGold OA化の成功の鍵を握るのは、他でもなく学会員の皆様の積極的なアクションです。これを機に是非、PSBでのOA出版をご検討していただければ幸いです。みなさんの投稿をお待ちしています!

Plant Species Biology 編集長
三宅 崇
Editor-in-Chief, Plant Species Biology
Takashi Miyake

  • 生態学会会長コメント: coming soon...



Open Access (OA) 出版費補助制度/ OA Subsidy

Plant Species Biology (PSB)
日本生態学会によるOA出版費補助制度について

    本制度は「種生物学会、日本生態学会、個体群生態学会」いずれかの会員のPSB論文出版に関わるOA費用を補助することでOpen Scienceを推進することを目的としています。

    注意:著者の所属機関によるWiley社との転換契約を利用した出版費助成が優先され、本制度との併用は不可です。ただし、上記契約があっても本制度を選択することは可能です(所属機関での手続きが必要)。本制度の利用を希望する方は採択時にご相談ください。
    Wileyと転換契約を結んでいる機関はこちらで確認できます。

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Plant Species Biolgoy
Open Access Publishing Subsidy Program by the Ecological Society of Japan (ESJ)

    The purpose of this system is to promote Open Science by subsidizing the Open Access expenses related to the publication of members' articles in PSB.

    Please note that this OA subsidy CANNOT be used with a publication expenses subsidy through a transformative agreement with Wiley provided by an affiliated institution. However, even if this restriction applies, you still have the option to use the OA Publishing Subsidy Program by the ESJ upon request (arrangements with your institution will be necessary).

    For a list of institutions covered by the aforementioned agreement with Wiley, click here.

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