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第18回 生態学琵琶湖賞授賞式および受賞記念講演開催について

チラシはこちら(PDF)

生態学琵琶湖賞は、水環境に関連する生態学およびその周辺分野における50歳未満の優れた研究者に贈られる賞です。滋賀県によって1991年に創設され、第15回より日本生態学会が実施主体となりました。厳正な選考の結果、謝志豪氏(国立台湾大學)が受賞されました。

以下の日程で、受賞式および受賞記念講演(無料)を行いますので、ご参加ください。

【日時】2015年7月18日(土) 14時~16時(13時半開場)

【場所】滋賀県立琵琶湖博物館 ホール
   滋賀県草津市下物町1091番地 TEL077-568-4811
  (交通アクセス:JR琵琶湖線「草津」駅下車。草津駅「西口」2番バス乗り場から、近江鉄道バス、からすま半島行き(約25分)、「琵琶湖博物館前」下車。徒歩2分。)
 →行き方詳細

【授賞式】
挨拶 運営委員長
   滋賀県知事
選考経過報告 選考委員長
表彰 滋賀県知事
来賓挨拶

【記念講演会】(英語講演 通訳付き)
謝志豪(Chih-hao Hsieh)氏(国立台湾大學海洋研究所 教授)
「Integrating theory, empirical data, and analyses for ecosystem forecasting(生態系の予測のための理論、データ、分析の統一)」

【祝賀会】琵琶湖博物館内レストラン「にほのうみ」にて開催(会費4,500円)

※受賞式および受賞記念講演参加希望の方は
日本生態学会 琵琶湖賞担当(biwakoprize@mail.esj.ne.jp) まで、お名前・所属・連絡先メールアドレスをお知らせください(当日参加も受付けます)。
また、祝賀会へ参加希望の方は7/13(月)までに必ずお申し込み下さい。

【受賞講演要旨】
 将来予測ができるようになることは科学の最終目標である。たとえば生態学では魚種の個体群サイズに対する漁獲の影響予測が求められる。あるいは藻類などの大発生に対する富栄養化の影響予測、さらには気候変動の種多様性や群集への影響、種の喪失の生態系サービスや生態系機能に対する影響など予測が必要とされることがらは多数ある。予測とよりよい生態系管理を達成するためには、理論、データそして分析を統一した学際的な研究が必要である。今回私は1)気候変動の下での未開発魚種への漁業の影響の研究、2)プランクトン群集の推定のためのサイズ構造をもとにした新しい手法と理論の開発、および3)琵琶湖生態系における富栄養化と温暖化の影響の研究の3点について講演する。

 Being able to forecast is the ultimate goal of sciences. For example, ecologists are in critical need to forecast fishing effects on fish population size, nutrient enrichment effects on algal blooms, climate change effects on diversity and community, species loss effects on ecosystem functioning and services, and many more. To achieve the goal of forecasting and better ecosystem management, interdisciplinary research to integrate theory, empirical data, and analyses is necessary. Here, I aim to demonstrate my interdisciplinary approaches with three examples: 1) investigating fishing effects on unexploited fishes in the context of changing climate, 2) developing novel methods and theory of size-based approaches to assess the status of plankton community, and 3) examining effects of eutrophication and warming on Lake Biwa ecosystem.

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