| 要旨トップ | ESJ60 シンポジウム 一覧 | | 日本生態学会第60回全国大会 (2013年3月,静岡) 講演要旨 ESJ60 Abstract |
シンポジウム S04 -- 3月6日 9:30-12:30 E会場
植生のリモートセンシング,すなわち測定対象から離れた測器によって植生情報を集める技術は,利用可能な観測機器やシステム,そして画像処理システムの急激な広がりにともなって,生態学者にとって極めて重要な技術になってきている.しかし,リモセンの専門家と生態学者との間には基盤となる知識体系に大きな違いがあり,研究対象が同じにもかかわらず,相互交流はそれほど盛んではなかった.地球環境問題についてリモセンの専門家と地上の植生の専門家が一緒にプロジェクトを運営するようになっている現在,そのギャップを埋めていく必要がある.本シンポジウムは,現在の植生リモセン技術をできるだけ包括的に紹介し,植生を通じた様々な研究活動に対してどのようにリモセン技術が活用できるのか,効果的にリモセン技術を活用するにはどのような背景知識が必要となるのか,そして今後の方向性についての共通理解を深めることを目的としている.
[S04-1] 現在,および今後の植生関係の衛星観測についての概説
[S04-2] リモートセンシングによる植生分類
[S04-3] 植物機能のリモートセンシング ―細胞から植生へ,2次元から3次元へ―
[S04-4] 森林の垂直構造(LAD)の 計測と解析
[S04-5] 光学リモートセンシングを用いた葉形質の推定
[S04-6] リモートセンシングを利用した落葉広葉樹林の炭素収支に及ぼす温暖化の広域影響評価
[S04-7] 野生鳥獣管理問題とリモートセンシング