| 要旨トップ | ESJ55 シンポジウム 一覧 | 日本生態学会全国大会 ESJ55 講演要旨


シンポジウム S03

外来生物法の光と陰〜制定5年後の見直しに向けて

企画者: 五箇公一(国立環境研), 草刈秀紀(WWFジャパン), 山田文雄(森林総合研究所), 小谷浩示(国際大学)

外来生物法が施行されてから間もなく3年を迎えようとしている。同法は施行後5年目を目途に改訂が予定されており、2008年度は同法の見直しをする年となる。この重要な年度を迎えるにあたり、法制度上の生態学的問題点について具体的事例を含めて解説し、それらの問題点を克服するための手法を議論し、法制度を実際に改正する指針を導き出す。「ホワイトリスト」等という、当面実効性のない提案ではなく、至近に迫った問題点の解決と対策を議論する。具体的には、1)外来生物リスク評価の見直し、および2)防除指針と防除事業の評価に焦点を当て、外来生物対策の実態と問題点を現場研究者陣に解説していただき、問題点の整理と解決を図る。

[S03-1] オオクチバスはどうする?〜外来生物法の目玉のその後 中井克樹(琵琶湖博物館)

[S03-2] アライグマはどうする?〜防除事業全国展開の行く末 池田透(北海道大学)

[S03-3] 外来雑草はどうする?〜緑化植物の巨大な壁 村中孝司(牛久自然観察の森)

[S03-4] グリーンアノールはどうする?〜世界遺産を目指して 大河内勇(森林総研)

[S03-5] 寄生生物はどうする?〜カエルツボカビまで来た 五箇公一(国立環境研)

[S03-6] 外来種リスク評価はどうする? *小池文人(横浜国大),西田智子(農業環境技術研究所),森本信生(中央農業総合研究センター)

[S03-7] お金はどうする?〜防除の経済試算法 小谷浩示(国際大学)

日本生態学会